素人の私から見ても、けいすけは、格闘家というタイプではなかったです。言われるから、仕方なく、行っているのもわかっていました。
でも、「行きたくない」と、はっきり言うようになったのは、5年生くらいでしょうか。
私は、けいすけに、ここまで来たら、頑張って6年の最後までしなさい。そうすれば、忍耐力がつく、いやなこともくらいついて頑張れる勇気がつく、の一点張りで、やめさせようとはしませんでした。
わたしも、小学生のころ、野球をしていました。あのころは、土日祝は毎日ありました。5、6年生になり、まわりの友達が休みの日に、楽しく遊んでいたり、家族と旅行に行ったことを聞くと、「いいな~うらやましいな~」「野球やめたい」と思い、母親に言っていました、でも、最後までやりとげなさいと言われ、やめさせてもらえませんでした。
それで、なんとか6年生の終わりまで続け、結果、やめなくてよかった。仲間と一緒に卒団できて本当に良かったと思える、経験があったからでした。
それがあったから、息子には継続させました。
でも、野球は私からやると言って始めたもので、そこは僕と違うやんか!!と責められましたが・・・ごまかしごまかしで、スルー( ;∀;)
そんなこんなで、1/週休まずに通うようプッシュし、なんとか、最後まで行くことができました。
最後の日、見学をさせてもらった日、小3~6年生、みんなの前で、涙ながらにスピーチをしていました。
僕は、小学校に入ったころは、いじめられやすい人でした。
やられてもやりかえせない。自分からやろうともしない。
でも、空手に通うことで、少しずつ自信がついていき、言われたら言い返す、やられたらやり返すというのができるようになりました。
空手を6年間続けて、決して強くはなれなかった。みんなは、僕なんかより、もっともっと強くなって、越えていけると思います。
ありがとうございました。
確かに、5年生くらいからは、いやなことを言われた、されたというような話を聞かなくなりました。
嫌なことをいわれたり、されたら、いつでもやってやろうかという勇気がもてるようになったんですと。
つづく
次回は、私の思いを伝えます。